ぴ〜教授の華麗な生活 タバコをくゆらしながらゆっくりと回想録  


 事件簿2

昨日、大雨が局地的に局地時間で降った。
ぴ〜教授が根城とする南近畿一円。
大学の帰り、雨は降っていず、まあだいじょうぶかって思いながら
帰宅の途に。最寄の駅に到着、家路に急ぐ。歩き始めて100歩。ポツリポツリと来た。

あぁ、降ってきたんだと思い、折りたたみ傘をさす。ここまでは、順調!なんのことはない。
だんだんと雨の量が多くなり、やがて本降りに、この間わずか3分程度。さらに、雨は降り、やがて風が吹き、
雨が土砂降りに、風が強風に変化。この間5分。駅から5分でこの惨状に。

これは、もう
嵐といっても過言ではなく、台風の真っ只中にいる状態。強風にあおられ、雨は真横から横殴り、
もう傘なんてなんの役にもたたない。
家路の途中に1ヶ所橋を渡るところがある。この2分間なんの隠れる場所もなく、風にあおられ、雨につかり、
何度となく川に転落しそうになる。(強風と雨で傘が逆マツタケになっている状況を想像ください)

やっとのことで、家に到着。この間14分。背広、上下ボトボトの状態で、そこに立ち尽くす
ぴ〜教授がいた。
(ボトボトのため、家にも上がれず。背広から水がしたたり落ちてるんですからね。)。
玄関でわき目もふらず裸になって、急いで風呂へ。なんと、パンツまでびしょびしょ。
風呂でようやく落ち着き、上がってみると、なんと雨がやんでいた。

ぴ〜教授はおもむろに、大学ノートを取りだし、
私に天罰がくだったのだろうか?なぜなんだ!なぜなんだ!と叫びながら、雨の強さ・風の方向・背広の素材吸収力
から、ずぶ濡れになった背広の水の吸収量を計算しようとしていたが、それは不可能だった。

今日の教訓
 
『運は わずかな差で 人生を左右する』 とメモを残した。

翌日の
ぴ〜教授。ハッハッハックション、風邪をひいたのは言うまでもない。

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