ぴ〜教授の華麗な生活 タバコをくゆらしながらゆっくりと回想録  

 天国と地獄('04/3/20) 

細木数子の霊合星人をご存知でしょうか?人の倍の人生の運命をもって生きているという例のやつです。
ぴ〜教授は、金星+の霊合星人なんです。この運命を地で行ったのが、今日(03/17)の一日でした。

 朝から割と調子よく、大学のちょっとした難しい調整もうまくいき、たのしいかぎりの生活であった。
仕事も定刻に終わり、帰途につく。電車の中で、
【ちょっと時間があるなあ、よ〜っし散髪にいって、
髪も染めよう(まだ染める毛があるんです)】
。いつもの散髪屋についた。
ここからが、
地獄のはじまりであったかもしれない、まず。いつもの指名のお兄ちゃんがすでに、ふさがっていた。
『お待ちになるなら、40分待ちですがどうされますか?』。

『順番でいいよ』って言って10分ぐらい待ったかな。当たったのが女性であった。
【女性かあ、あんまり好きじゃあないけど、まあ、仕方がないなあ】(女性はひげの当たりが、弱いのであんまり好きじゃあないんです)
いつもの人なら、細かく言わなくても、前と同じって言えば、だいたい思い出してくれるんだが、
こと細かに言わないといけない。うまく伝わるかどうかが、ちょっと不安。
やがて、髪きりは終わり、髪染めと、髭剃り。この間が女性の場合はちょっと期待できる。
体を密着してくるので、もろにぶつかると結構その弾力が気持ちいいんだなあ〜。(ボインならなおよろしい)
ここでよく、寝てしまう。次マッサージ。

ミルクをぬる女性の手は、男性よりここちよい。まあ、ここは
天国であったかも。
そして、できあがった頭。
思っていた髪形とちがうやんけ!でもここは大人
 【ありがとう】といって、それから細かく修正してもらう。
内心、実は喜んでない。散髪が終わった。まだ、時間があるなあ、本屋へ行こう。
着いた、本屋。改装中で、閉店。しかたがない、思えばこれもすべてついていない、前兆であった。
そして、究極の悲劇がこれから私を襲った。

JR天王寺駅が
ぴ〜教授の使用駅、改札が見えてきた。なにやら、ざわついている、あるところでは人が固まり、
また改札では人が並んでいる。
『もしや、あれかああ、またかあああ。』
やっぱり、そうだ。人身事故。それもできた手のほやほや、私がつく20分ほど前。電車は動いてません。
【おいおい、ちょっとまてよ〜〜】。帰れへんがなあ。
すぐ、家に携帯メール。状況説明。ホームには人があふれかえる。
こんなん、電車がきてもなあ。さっきの人の列は、振り替え輸送連中か。なるほどね。
ここで、余裕の熟考。
『散髪いかんかったらよかった。』これが、天国から地獄への転落か)

通常こんな状況電話で連絡したら、
『えぇ!そりゃたいへんやね。帰れる?』なんてやさしいことばと
心配の言葉が返ってくると、おもってるんやけど(そうじゃあないかいかい)。
出た、言葉は 
『夕飯食べてきてな!』一瞬ムッカーとしたが、『ハイハイ』って素直な返事。
まあ、人身事故やし、1Hは動かんから、そこらをぶらついてメシくって帰るかあ〜 と思い。
普通の行動を起こしたのです。
ホームでじっくり待ったり、振り替えしてまで帰りたいと思わんかったなあ。

夕飯食って、本買って(別の本屋で)、余計な出費2000円ほどしてしもやがな。
1H30分後、戻ってみると 動いてました。でも、超鮨づめ状態で、今まさにでたところ。
おおおお、またしても逃してしまった。これがまたついていないと思ったね。つづいてまた快速が着た。
こんどは、超ガラガラ、これは地獄が一点天国と化した。
この快速に乗って帰れたことがまた、ある運命をわけていたと知ったのは、翌日(3/18)のことである。

いきなりの雨、雨、雨。これはまあ、仕方がない。
駅到着、なにやらそぞうしい、サラリーマン、OLもろもろが、
別の電車の改札(近鉄)に、おもいっきりダッシュで、走ってます。
『なんだなんだ!なにがあったんだ。』駅構内放送が流れました。
【ただいま、当駅脱線の影響ですべての列車の運転を見合わせております。】
『なに!!!〜〜〜!』
 時 7:05.2日連続かあ!!
これは、どうあがいても行かねばならぬ。今日は9:00からおえらいさん達との重要な会議がある。
しかたがない、俺も走ろう。

電車は始発駅にもかかわらず、すでに満員。こんな電車、途中の駅からは乗られへんぞ。
でも、それでも乗せてくる。回転寿司の寿司ねたどころではない、もう
箱寿司状態の、寿司づめ。
それでも、行かねばならぬ、大学へ。律儀なサラリーマンですやろ。
しかしである、この偶然が、大学時代の同級生を卒業以来25年ぶりに引き合わすのである。
おそろしい。世の中のしくみは。

1H20分後、大学に到着。8:27分。何とか間にあった。もう、体はへとへと。いつも18分で着く、駅までが、
1H10分わかりまっかな、この距離。ちょうど台形の上底の距離がいつもで、今日は斜め線を走り、
下底を走り、また斜め線を走ったということです。

実は、この脱線事故、昨日の22時ごろ起こったらしい。
人身事故から復旧し、1H後ぐらいに起こったらしい。昨日まともに動いていたのは、1Hぐらいで、
昨日私がのったその電車は、その貴重な合間の、電車であったらしい。そのことを、
今日教えられ、お前はツイテるなあっと 同僚がいうのである。これは、ほんとについていたのか??

天国と地獄をいくら繰り返した1日であっただろうか。しばし、くつろぎたい。

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