ぴ〜教授の華麗な生活 タバコをくゆらしながらゆっくりと回想録  


 たぬき

ぴ〜教授の家の近所に最近たぬきが出没している。ぴ〜教授も3回程、目撃しており1度は3匹団体で見た。
住宅街の中で見るのはやっぱり、めずらしいであろう。近所に小さな森があるのであるが、きっとここに生息して
いるものと思う。

「えさを捜しにきてるんだろうなあ」って思うんだが、たぬきは毛をふわふわさせて、ころころとよく肥えている。
「あんなのを首に巻くとあったかいだろうなあ。」 冬眠準備か?

家の近所にお菓子製造会社があって、あの甘〜い蜜の香りにつられてくるのではないかと、
ぴ〜教授
分析している。しかし、野生動物を見るのは、有る意味うれしい。なぜか、それは滅多に遭遇しないからである。

何事も、感動と言うのは「初めて」とか「滅多にない」という希少体験により、呼び起こされる。

ここで、ぴ〜教授は大学ノートを取りだし、なにやらメモした。

 
「たぬきは冬眠するのか?調べるべし」

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