とうよみ

<あそびかた>  

  ・人数5人〜10人
  ・
全国どこにでもある、バリエーションの豊富なあそびである。
  ・
1人が鬼となり、木や電信柱や壁などに向かう。
   のこりの子は、10mぐらい離れたところに線を引き、まず
「始めの1歩」
   言って、足を1歩踏み出す。さあ、スタート。

   鬼は、1から10(とう)まで読み上げる。
   その間に子らは、鬼に近づくわけである。鬼は10読み上げたとき、
   子どもの方へ振り向く、その振り向かれた瞬間、子供達は動きをストップする。
   このとき、体が動くとアウトとなり、鬼に繋がれる。

   何人かが次々と鬼に繋がれていく(手と手をつなぐ形)
   最後まで鬼に繋がれなかった子が、鬼に近づき鬼に繋がれた子を助け出す。
   子供が鬼からきり離された瞬間、子供は一目散に逃げ出す。その瞬間鬼は
   
「ストップ」と声をかける。その時子供たちは、ストップの声がかかった場所で
   とまる。

   そして、鬼がもよりの子をタッチする。そのタッチされた子が次の鬼となるのである。
   この1から10までよみあげるのに日本全国いろいろなバリエーションがある。

     ”ぼんさんが屁をこいた。”
     
”だるまさんがころんだ。”などは超有名であろう。
   ほかにも色々とあると思うので、教えてください。

ということで、全国から教えてもらった、情報をまとめておきます。

全国からの情報
ぼんさんが屁をこいた 京都 大阪 群馬  
だるまさんがころんだ 島根 富山 大阪 佐賀
ちゅうちゅうたこかいな を2回繰り返し 神奈川      
坊さんが屁をふった 東京      
兵隊さんが通る 和歌山      
おせんべが焼けたかな 東京      
ねずみのあしあと1・2・3 大阪
インド人のくろんぼ 愛媛 山口
変形20 ぼんさんが屁をこいた、嫁さんに逃げられた 大阪      
変形20 ぼうさんがへをこいた たいへんにくさかった 長野      
変形100 1(い)っちゃん5ん10 を10回繰り返し 佐賀      

でまとめたら、読売新聞から記事がでましたので、これも載せておきます。

読売新聞2001/11/21 夕刊より
坊さんが屁をこいた 大阪など
坊さんが屁をこいた。においだらくさかった 京都など
だるまさんがころんだ 東京など
だるまさんが屁をこいた 大阪
兵隊さんが通る 和歌山
インディアンのふんどし 東京など
ちょうちょが飛んだ 奈良
ちゅーちゅーたこかいな 新潟
くるまのとんてんかん 宮城
だるまさんがすーべった 愛知
ウルトラマンが負けた 東京
ハマグリは虫の毒 東京
東郷さんはえらいひと 東京
インディアンのかばやき 福岡

どうも地域的な特性がないな。もっとありまへんか?

この遊び別名
東京 だるまさんがころんだ
東京 動きますよ
和歌山 はじめの1歩
大阪 ねずみのあしあと
福岡 ストップ

ちょっと変わった遊び方
くわさん
2004/1/12
群馬県
私の地域では、「だるまさんの一日」というのがあります。
鬼は「だるまさんがなにかをした」といいます。 
例えば「だるまさんがひるねした。」といえば、他の子はその場で昼寝をしなくてはいけないのです
「勉強したり」「テニスをしたり」「お風呂に入ったり」と一日の生活をします。
鬼は見た瞬間に出来ていない人の名前を呼んで捕まえます。
「はじめの一歩」も取っておくと言えば、
鬼が10数えてストップをかけて止まってからも一歩先に進めます。
鬼も最初に「エビあり」と決めておけば10歩の後に足が動かなければ
腹ばいになる事が出来ます。

 (なかなかおもしろい ルールです。)
なべさん
2004/1/20<火>
大阪府
「だるまさんがころんだ」「ぼんさんがへをこいた」のバリエーションで、
私の住んでいる大阪府泉佐野市の一部では
「ねずみのあしあと」というのがありました。
内容は「だるまさん…」と同じですが、かけ声は「ねずみのあしあと1.2.3」でした。
「だるまさん…」などと比べて11文字と字余りだし、大阪の他の市町村の人に
聞いても全く知られていませんでした。ウチの近所だけ…。
この事実を知ったのは高校生の頃、休み時間に「ぼんさんがへをこいた」
をやったときでした。私以外だれも「ねずみの…」を知らない…。
改めて、子供の行動範囲の狭さを知った瞬間でした

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