水雷艦艇(名前は定かではありません) 2003.8.12 東京都 村山様

<あそびかた>

    ・人数:7〜8人

    ・遊び方:鬼ごっこの一種。それぞれメンバ−を集めて、水雷、艦艇、艦長?等の役割を決めます。
          水雷は艦艇に勝ち、艦艇は艦長に勝ち、艦長は水雷に勝つのでしたか。
          ともかく三竦みの役割分担で、その標識は野球帽の被り方(つばを前に、後に、横に?)で表し、
          入り乱れて負ける相手を避けながら勝てる相手を捕虜にします。
          確か艦長が捕虜になるか他の全員が捕虜になるかで勝敗が決まったと思います。

          まあ、これはやはり戦時体験のある世代のあそびでしょうね。(超貴重かも!)
          
          このあそびもう少し詳細知っている方がおられましたら、また教えてください。

2003年12月15日
大阪府
N.Oさん
この遊びを”ホンカンといっていました。ホンカン(本官?)、スイ(水兵)、??
がパー、チョキ、グーを意味し、同じようなルールで遊んでいました
2005年1月10日
大阪府
M.Mさん
戦後生まれ(S30年ごろ)ですが、大阪では結構はやっていました。
やってたのが小学校の頃だから昭和40年前後です。
私たちは「駆逐戦艦」、引っ越した所では
「駆逐水雷」といってました。調べてみたら駆逐水雷の方が一般的なようです。
帽子のかぶり方ですが、前が戦艦、横が駆逐艦、後ろが水雷
(我々は潜水艦でした)です。
余談ですが水雷と言うのは爆雷、魚型水雷(魚雷)、浮遊機械水雷(機雷)
などを含みます。魚雷がまず思い浮かびます。この遊びでも魚雷(水雷 我々は
水雷でなく潜水艦でした。なぜ駆逐水雷?水雷って何?って思っていました)が
戦艦をやっつける想定でしょう。その潜水艦は駆逐艦の爆雷でやっつけられる。
でも、駆逐艦の主な攻撃武器はやはり魚型水雷です。これを使って巡洋艦や
戦艦に向かっていったわけです(特に日本の場合は。アメリカは駆逐艦より
小型の水雷艇を使ってました)。優秀な駆逐艦で戦闘時最高時速80kmぐらいで
すからすごいスピードで海の上の戦場を駆け巡っていた訳です。

すみません話題は遊びの方でした。検索したところ遊び方が書いてある
ページを見つけました。ご参照ください。
我々は同種の艦艇が出会うと「ばっかん」といって一度基地へ戻らなければ
ならないルールでした。
http://www.geocities.co.jp/HiTeens-Panda/8122/html/suirai.htm

2007年5月26日(土)
大阪府
鈴木さん
私は戦後の記憶ですが、戦前からの遊びだと思います。
岐阜県下では「水雷艦長」、転校した大阪では「駆逐本艦(本官?)
または「駆逐戦艦」と呼んでいました。

【人数】 8人〜数十人 広い場所。

【構成並びに役割】

・艦長(本艦?)=1名。帽子のツバは前向き。駆逐に勝って水雷に負ける。
・駆逐=少数名。ツバは横向き。水雷に勝って艦長に負ける。
・水雷=多数。ツバは後ろ向きまたは無帽。艦長に勝って駆逐に負ける。
 以上は両地域共通でしたが大阪ではオプションで…
・信号=1名程度。ツバは前で上向きに。駆逐と水雷に勝って艦長に負ける。


【遊び方】

双方の陣地から「戦闘開始!」の合図で飛び出し相手を負かす。
艦長が捕まえられると負け。
艦長以外は負ければ敵陣に連れて行かれて捕虜となり味方の助けを待つ。
同格同士の場合は双方共に陣に戻ってリセットしてから戦う。

遊びは口伝なので「クチク」が駆逐艦を意味し、「スイライ」は水雷を意味する
ことはわかるが、「ホンカン」が本艦なのか本官なのか、「シンゴウ」が信号
なのかは定かでない。

たいへんによくできた団体戦でした。
艦長が捕まると勝敗が決まるので、相手の艦長を捕まえるために自分のポジション
を自覚し正しい判断と勇気ある行動が試され鍛えられました。

ただ、名称に軍事色が強く、戦後の教育を受けた私達には代わる名称がつけら
なかったので伝承できなかった面もある。
2007年9月3日(月)
大阪府
田代さん
昭和47年生まれですが、大阪の小学校で流行ってました。
ルールは同じ、駆逐・水雷・本艦(?)に分かれてました。
たいていクラス40名が半分に分かれ、20名同士でやってました。
本艦は1名。駆逐・水雷はだいたい同数(10名前後)
帽子のツバの向きで判断するところも一緒。
ただ名称が「駆逐水雷」じゃなくて
「せんかいぼう」と言ってました

<=BACK