北海道(再び道央を訪ねて) 2002/4/29-5/1
★★★★★
参加メンバー ”有閑マダム”、”魔人”、”たそがれ君”そして"奈良のタフガイ”

2年ぶりであろうか、北海道は。仕事も含め北海道は6〜7回目であるが、遊びでくるのは
3回目である。最初の北海道は大学生の頃で、この時は京都の舞鶴からフェリーで小樽に
入り、北海道を全周回して野性味を帯びた旅をした。今思えばなつかしい。その頃なかった
知床横断道路や積丹周回道路も今ではいい観光コースとして出来上がっている。

今回は2泊3日の旅程。我が関連会社のツーリスト主催の格安ツアーで参加。
『北海道、関空発21600円、いいホテル泊まって』なんてこのシーズンないぞ!

1日目(4/29) 小樽散策

11:15新千歳到着。ここでまず、”北海道の幸(さち)めいた”丼を食す。そして、小樽へ直行
(切符は何を思ったのか札幌までしか買わなかった。)小樽到着。舞鶴からフェリーで来てから、
23年ぶりである。自分の歴史の中に、23ぶりという思いが巡ることに、驚きと感慨が去来する。

まずは、歩く。駅ハイで鍛えてる我々は歩くのになんの躊躇もない、1人を除いて。
(これがまた夜に悲劇を生むが、今はふれないでそっとしておく)
さてコース、小樽駅から海への直線道路を歩く、まず、芸能人の絵画作品を専門に展示してある
ギャラリーへ。片岡鶴太郎、榎木孝明、加山雄三等有名な絵画芸能人の作品を売っている。
なぜ、
『小樽なんだ〜』と思いつつ、一応寄ってみた。
榎木孝明さんの水彩画はなかなかいい。彼がここまでの才能があるとは思ってもいなかった。
内心
『俺にも描けるかも』って思ってもいた。
ここを後にして、市博物館、工芸館、田中酒造店(ここの大吟醸寶川や純米酒小樽はおいしいらしい)
を経由して旧日本郵船小樽支社へ。

そして折りかえし、小樽運河沿いへ。左に倉庫群を見ながら運河沿いを歩くのであるが、ガス塔
が設置されているあたりは観光地化されていて、観光客がたくさん出没している。
夜はムードがあっていいらしい。
この倉庫界隈から小樽運河沿いの一帯が、いわゆる明治・大正・昭和初期の風情を残している
所で、レトロなムードに浸れる落ち着いたところである。小樽運河沿いの倉庫群は、いざ表に回ると
お土産やさん、飲食店にすべて大変身している。ここの一角にラーメン店が6軒ぐらい入っている倉庫が
あり、ここでおやつ代わりにラーメンを食った(少し高い)。ここに、今ではあまりテレビに出ない
”デビット伊藤”の店があった。(そういえば、行列ができるほど繁盛していたな。知ってるかな?)

ここでタクシーをひらう。
『石原裕次郎館』行ってちょうだい!これから、石原裕次郎館に着くまで、約10分間
止まることなく、運転手さんのガイドが続く。あわよくば、観光客をGETしてやろうという計算であろうが、
”そうは、問屋はおろさない”のが関西人。聞くだけ聞いて、夜のおいしいすし屋さんもGETし、そして下車。
石原裕次郎館、
『う〜ん、生活の形が違う。やはり、別世界の人』という感じ。やはり、早く逝きすぎたね。
ここは、やはり初めての小樽観光からははずせない。

ここからまたまたタクシー、次
『メルヘン交差点』、おみやげのメッカ。またまた始まる運転手さんのガイド
もう必死な雰囲気。メルヘン交差点界隈、堺町本通には、小樽オルゴール堂、北一ガラス館、銀の鐘、
ベネチァ美術館、六花亭のギャラリーなんかがあって、ここの通りも観光客には絶大な人気。
菓子工房に入る。名前は忘れた、バームクーヘンを実演していた。”たそがれ”君がここで、
『あの、シュークリームがおいしそう!食べたい』とおっしゃいましたので、ここでそれを買って”お茶する”。
コーヒー(250円)、紅茶類を頼むとなんと4人にそれぞれバームクーヘン1/8片がついて来た。
お得ですここ。

6時を過ぎる。すし屋をめざしてそろそろ歩く。すし屋通りを一応目指すわけであるが、観光客の行く店を
目指してはいない。タクシーさんからGETした、地元の人が行く超お値打ちの店である。なんしか、
ここの店の2800円おまかせコースは、すし屋通りの5000円に匹敵するとか(嘘かほんまか知らないが
とにかく目指す)。店の名前は
”おやま田”。席はちょうど4席空いていた。(そんなに店は広くない)

ここでお任せコース4つと威勢良く言うつもりだったが、なんか”たそがれ君”の様子がおかしい、疲れて
食欲がないらしい。熱があるかも。やはり、この歩きについてこれなかったか(といっても7Kmぐらい
しか歩いてないけど)。そこで彼1人
”竹”とおっしゃった。このおまかせコースはまずまず正解であった。
”たそがれ君”を尻目に我々は
”満腹満腹!”。たそがれ君は、”竹”も食べられない絶食状態。
しかたない”折り詰め”にしてもらおう。

”たそがれ君”のためにも早く、札幌に帰って寝かさないと!
ここでマダムが一言
『ガス塔の夜がまたいいのよ〜』
う〜ん、この誘惑には心引かれるものがある。店の前に丁度タクシーが止まった。タクシーのおじさんに
ガス塔経由の小樽駅コースをお願いして、走ってもらうことにした。もちろん、例の如く、ガイドが始まる。
走ること3分私の体が異様に軽いのに気づいた。すし屋に生命線ともおもえるウェストポーチを忘れた。
これを無くすとみんな北海道から帰れなくなる。また戻る。
”たそがれ君”この間つらかったろう。やがてガス塔に着く、ロマンチックである。デートコースにはいい。
ここで写真を1枚。(”たそがれ君”はたそがれていた。)

こうして小樽1日目の散策は、終った。タクシーのおじさんが達が必ず訊く
『旧青山別邸は、もう見られましたか?』すごいアピールである。青山別邸はかなり遠い。(な〜るほど)

”たそがれ君”ホテルに帰って、1人折り詰めをむさぼっていた。酒も飲んでいた。少しはましになったようだ。

小樽の町並み 小樽運河 レトロな消火栓 裕次郎のヨット


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