U.A.Eアブロード2 砂漠のツアー

  ホテルの前に4輪駆動車が2台現る。中から出てきたのは、立派なひげをはやした男性
どうやらこれが砂漠ツアーの観光車らしい。2組に分かれ車に乗り込む。高速道路を突っ走り
(高速道路があること事態不思議であるが)、30分ほど走る。もう、大都会のイメージはなく
砂漠が見え始める。途中、炎を出しつづけている煙突を見かける。これが、原油を掘りつづけ
ている煙突である。一旦火が入りつづけると、なくなるまで消えることはない。この国の贅沢の
限りの源泉はここにある。しかし、この光景二酸化炭素の増加につながっていることに間違いなく
環境団体が見れば、集中砲火を浴びせること間違いない光景であろう。

しかし、40年後にはこの国の原油はなくなる見込みであるらしい、そうなると外貨を稼げる手段
がなくなる。すでに、それを見越し観光立国として成り立つよう観光に力を入れているそうである。

らくだ 飛び出し注意! を横目で見る。

そんな話を聞きながら、目的地についた。さて、砂漠ツアーとはいかなるものか。眼窩に広がる
のは砂、砂、砂の世界である。なにやら、車輪の跡らしきものが続いている。そうかこの砂漠の
中をラリーみたいに走るんだ。と思っていると、違うツアーの車もやってきた。米国人のようだ。

車が走りだした、砂漠の中を。砂地獄に突っ込んでいったり、山に向かって登ったり、45度斜めに
なって走しったり、ハラハラドキドキもんでなかなかスリルがあって楽しい。3台の車が同じように
走っている。そして、30分も走ると休憩のため、山の砂丘の当たりで一旦下ろしてくれる。日本では
お目にかかれない木目の細かい砂である。裸足で歩くと気持ちがいい。
(車に酔う人は、ダメなツアー

そして車はとある方向へ向かった。途中10台ぐらいの同じ観光ツアー4輪駆動車とすれ違う。これが
また意外な軍団だった。車はさばくの民の露営地みたいなところについた。どうやらここで、食事をしたり
民芸を売ったりしているようだ。これもツアー料金にふくまれていた。
水タバコ、鷲を手に乗せる、手に刺青みたいなアートする、他民芸品なんかが売っていた。

さあ、食事の前にらくだにのりにいこう。昔の隊商隊のように10頭ぐらいの駱駝にのせてもらい、砂漠の
一コーナーを歩くのである。生まれて初めて乗った駱駝、乗りごこちは悪いが、ゆったりとして、時間がゆっくり
流れ、なかなかのもんである。

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