くつかくし

<あそびかた>

    ・くつかくし、原形は:下駄かくし、ぞうりかくしという。

    ・人数:3〜8人

    ・遊び方:鬼を1人決める。残りのひとは自分の靴(下駄、ぞうり)の片方を
          隠す。それを鬼になった人が探す遊びである。全員のくつを探したら
          また鬼を決めて同じ事を繰り返す。
          
          この鬼を決める方法が、歌を歌いながら決めるのである。
          まず、全員が片方の靴を脱いで前に出す。そして、全員の靴を輪に並べ
          指をさしながら、歌い始めるのである。

          次の歌詞は、奈良で歌っていた歌詞であるが、ほぼ関西圏では同じであろう。

          下駄隠しちゅうれんぼ     これは、くねんぼ(九年母)というみかんのことらしい)
          橋のしたのねずみが
          下駄をくわえてちゅっちゅくちゅ
          ちゅっちゅくまんじゅうはだれがくた
          だれも食わないわしがくた。   
まだ続きがあるらしいが思い出せない。

            
この最後の「わしがくた」で指を指された靴の持ち主は、靴を返してもらう。これを
            最後の一つになるまで繰り返し、最後に残った靴の持ち主が鬼となる。

   歌詞
バリエーション1
下駄隠しちゅりんぼ 橋のしたのねずみが
草履をくわえてちゅっちゅくちゅ
ちゅっちゅくまんじゅうはだれがくた
だれも食わないわしがくた
表の看板三味線屋
裏から回って三軒目
1.2.3
   (From Yoshy)
歌詞
バリエーション2
『じょん じょん じょ〜ん じょり隠し〜
  じょ〜りを 一足 失えたぁ〜 』 
続きは 忘れた (・.・;)

  
(From Kumi:岐阜 02/7/10)
歌詞
バリエーション3
『ぞうりかくしくれんぼ  はしのしたのねずみが
ぞうりをくわえてちゅうちゅくちゅ  そこのいて
うらからまわってさんげんめ  となりのかんばんばばだらけ』

  
(From しゃらら:姫路 03/7/6)
歌詞
バリエーション4
『くつかくしちゅうれんぼ
ちゅうれんぼのなかのりは、だいだいそろえてだいそろえ
ちゅっちゅくまんじゅはだあれもくわないわしがくた』

  
(From 汐見:福井 03/8/9)
歌詞
バリエーション5
【じょりかくし】
『じょーん、じょーん、じょり隠しー。じょり屋ーのばぁばぁがー、
じょーりで鼻かんでー、うんとこどっこいほうれん草。
牛かおかー、馬かおかー。牛ーの代わりにうまかった。』

  
(From2004年5月7日<金>01時11分/愛知県 HOTEI)
♪じょりかくしの歌♪
歌詞
バリエーション6
『くつかくしちゅうれんぼ 橋のしたのねずみが
 ちゅっちゅくまんじゅうだれがくた
 だれも食わへんわしがくた
 表の看板三味線屋
 裏から回って三軒目』

(2004年8月18日<水>13時25分/三重県/kiyo)
三軒目で指された人がそのまま鬼というか「親」でした。
ほかの者は「子供」で、くつを隠してきたあとに子供が
「とうちゃんくつ買おてぇな〜。」
と言って、親がくつを探しにいきました。
歌詞
バリエーション7
『靴かくししゅうれんぼ
橋の下の子ネズミが
オチョリをくわえてチュッチュクチュ
チュッチュクまんじゅは誰が食た
誰も食わないワシが食た
おもての看板三味線屋
裏から回って三番目
1・2の・3』

(2005年11月6日<水> はたやん)


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